理学療法士科の体験入学

医療系の専門学校で理学療法士の育成を行っている学校はいくつもありますが、選ぶときには実際にその学校に行ってみて体験入学などに参加してみましょう。

どの分野であっても体験入学・体験説明会にはその学校独自の教育が前に出てくるものです。

理学療法士の体験入学でもまず説明を受けることは、「歩けない」という患者さんの状態を体験してサポートを考えるということです。

健常者として育っていると歩けない状態を経験するのはまれであり、患者さんの気持ちを体験を通して理解することが医療従事者への第一歩だといえます。

オープンキャンパスはこれから習うことの入り口を紹介して興味を惹くことが目的ですから、この段階でどのようなことを学ぶのか/学ぶときの自分の気持ちはどうなのかということを確認することが出来ます。

理学療法士科を設置している医療系専門学校はいくつもあるので巡ってみることをすすめます。

学校行事なども考えて理学療法士の勉強をするのにふさわしい専門学校を選んで下さい。

理学療法士の専門学校を選ぶ

理学療法士を志すのであればその専門学校のカリキュラムをじっくりと調べるべきです。

就学期間中に充分な勉強ができかつ国家資格の合格率・就職率も調べておくべきでしょう。

その一方で4年程度学ぶわけですから一般的なキャンパスライフも充実したものにしたいです。

専門学校の公式HPには学校の年間行事などが掲載されているので参考にしましょう。

いわゆるキャンパスライフをその学校で過ごすわけですから、スポーツ大会や文化祭があるほうが通うはりが出てくるというものです。

そういった行事に好き嫌いはあるとは思いますが、高校時代よりも構えずに参加できるのがこの年代の特徴ともいえます。

そして同級生として同じ時間を過ごした人とは卒業後も関係が続きます。

お互いに理学療法士としてある程度過ごしたあとに再会するのも悪くないでしょう。

また海外留学制度を敷いているリハビリ系専門学校もあります。

リハビリに関して日本より進んでいる国の様子を学ぶのは将来にとって悪くない選択です。

以上のことを総合的に勘案し理学療法士になるにふさわしい専門学校を選んでください。

身体の構造を理解する

理学療法士として、働いていきたいのなら身体のことに関してはスペシャリストになる必要があります。

身体の機能が何も分からないようでは、満足なリハビリメニューを組むことはできません。

また、教科書に載っている身体の機能はあくまで基本的なことです。

あなたのところに来る人はそれら全てがイレギュラーである可能性のほうが高いです。

身体に何かしらの障害が出たから病院に来たんだから当たり前といったら当たり前のことですよね。

それらの異常を正しく理解して、身体の機能が回復するようなリハビリメニューを考えなけれないけません。

時には、今まで見たことない症例をの人を見ることになるかもしれません。

そんなことにも対応できるように常に勉強が必要なのが理学療法士です。

リハビリの技術なども常に新しく更新されていきます。

それらを敏感に吸収して、患者にアウトプットしていくだけの能力も必要不可欠です。

国家資格を取得して理学療法士になる!

理学療法士になるには、国家資格を取得する必要があります。

これは指定の学校に通えば、ほぼ取得可能です。

国が指定している専門の養成校は3年制の専門学校と短大、大学なら4年制があります。

この期間で資格取得に必要な知識を学んでいきます。本来のカリキュラムでは3年で全てを学べるようになっています。

しかし、大学は4年制ですよね。

これは3年間で学ぶことを、4年まで引き伸ばしているだけなので、教わることに差はありません。

専門学校でも短大でも大学でも学ぶことは一緒です。

理学療法士は、一度社会に出た人が再度目指す職業としても知られています。

社会に出た人が気にするのは年齢面だと思います。

あまりにも年齢が行き過ぎていたら就職の時に難しいかもしれませんが、国家資格を取得するということに関しては別段年齢の制限はありません。

就職のことを考えたら理学療法士を目指すのは早めのほうがいいかもしれませんね。